カテゴリ: レビュー
記事投稿日: 2016年10月5日
Chromebook、最高です。
古くは PowerBook190c にはじまり、ThinkPad、レッツノートにもふれてきた私ですが、Chromebook のコンセプトは、まさに理想のノート PC 像をあらわしていると思います。
理由は4つあります。
そして…ちょっと設定はいりますが、「Android」アプリが使えるのは、メリットが大きいです。
長寿命、フルキーボード付き、IPSのタッチパネルで、高品質スピーカーのAndroidタブレットが同時に手に入るというお得感があります。
簡単に言うと、「ブラウザしかないOS」、Chrome OS を搭載した、ノートブックPCです。
パソコンの用途として、メール、ブラウザが使えれば十分、という人は多いでしょう。
ブラウザが主体で動いているので、動作は早く、ストレスを感じません。
また、ブラウザが主体とはいっても、エクスプローラのような画面構成でファイル管理ができます。
また、ブラウザアプリと呼ばれるものをインストールすれば、文書作成や印刷、画像や動画のギャラリーを作成できるようにもなっています。
Google が開発しているので、Gmail や、Googleドキュメント、Googleフォトといったサービスとの連携はばっちり。
セキュリティは常に自動で最新に更新されることから、海外では早い時期から、公共機関や、教育機関で熱烈な支持を得ています。
特に学生の間では、安価で、丈夫、バッテリが長時間持つことから人気が高いのです。
さて、ここからは、Chromebook のコンセプトであり、特徴ともいえる4点を解説していきます。
まず、Chromebookは、「軽い」です。
このレビューで取り上げている、「Chromebook Flip C100PA-RK3288」は、公称で約 890g です。
1kg 、ないんです。
1.4kg ある、2in1 のAcer ノートに比べても、まったく苦になりません!
こんなに違うものなんですね…。
いつでも、どこでも持ち出せる気軽さ。
Chromebook なら、身体的苦痛はほぼゼロです(笑)。
最近のWin10は、スリープを解除すると無線の再接続に時間がかかることが多いのですが、ChromeBook は iPad やスマホと同じ感覚で使えます!
スペックは、以下の通りです。
IPS液晶だし、HDMIポートはついているし、カードリーダはあるしで、なかなか豪華な造りと思いませんか?
メモリが 2GB の Windows マシンだと、スリープ後、ハングアップして再起動、なんてこともあります。
Chromebook は、ブラウザしか動いていませんから、蓋を開けたら、すぐに作業に入れます。
たまに、思い出したように、バージョンアップのための再起動をうながされますが、右下に小さくアイコンが出る程度なので、気持ちも楽です。
アップデートのための再起動も、とても速いです。30秒もかかりません。
アンチウイルスの機構が入っていて、常に最新版なので、セキュリティのことは何も気にしなくてOKです。
こんなPCが、今まであったでしょうか。
公称で約9時間もちます。これが、Windowsノートと異なるのは、スリープ時にほとんど電力を消費しないという点です。
つまり、iPad などのタブレット並みにバッテリが持つのです。
分かりますよね…?
使っていない間、ほとんどバッテリが減らないので、実際、通勤時間以外しか開かない、というのであれば、充電する機会はずっと減るということです。
満充電したあと、朝晩の通勤時間帯に使う程度なら、数日はもちます。
ちなみに、14インチの「Acer Chromebook 14 Aluminum」は、メモリが4GB、ストレージ32GBと、「Flip」に比べると何もかも2倍ですが、バッテリはなんと、12時間持ちます。
重さも、14インチですが、1.5kg 。
よりスピーディに、Googleドキュメントなどのビジネスツールをフル活用して仕事をしたい方には、オススメできる機種だと思います。
方法は、Google 公式のドキュメント「Chromebook に Android アプリをインストールする」をご覧ください。
便利な、Yahoo!天気や、NAVITIME 、証券会社や銀行系のアプリがそのまま使えます。
つまり、Chromebookは、長寿命バッテリ、フルキーボード付きのAndoridタブレットとしても使えるのです。
買ってよかったです!
さて、まとめてみると、くどくど言う必要もないので、記事も短いです…。
あと、個人的に、また開発者としての目線からメリットを語ってみたいと思います。
Cloud9 は、ブラウザで利用できる統合開発環境です。
PHP、Ruby、Python などの環境がすぐに立ち上がります。
Blank というタイプを選ぶと、これらが全部入った Ubunthu ができます。
また、node.jsやGrunt、Gulpといったフロントエンド開発のツールも使えます。
データベースも、Git も利用できるという至れりつくせりの環境です。
勉強会や、ちょっとしたコードの検証にもってこいです。
Chromebookが好きになると、Chromeアプリでどんなことが出来るんだろう、ブラウザだけで利用できるサービス、ツールにはどんなものがあるんだろう、といった方面への知識欲がとめどなくわいてきます。
そして、Cloud9のようなサービスを見つけると、もう手放せなくなります。
人にやさしいノートPC。
Chromebook を3ヶ月さわってみて、そんな感想を持ちました。
子供向け、学習向けにも、もってこいのツールだと思います。
また、ディスプレイもきれいで、ノート底についているスピーカーが結構、良い音です。
床に置かれることを想定して、音を意図的に反射させて、良くしているとか。
あれやこれやの、こだわり感がいいですねー。
購入後、ドライブする時に、車内 BGM に使っていました。
以上、遊びにも、仕事にも、よく使えるChromeBookのご紹介でした。
コメントを残す