ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いはだれだ」を読んで

カテゴリ: ファンタジー, 読書

記事投稿日: 2013年1月9日



昨年末に「魔法使いハウルと火の悪魔」を読んでからというもの、
すっかりダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品にはまってしまいました。

これまで、ハウルの続編と、大魔法使いクレストマンシーの作品を2作、
そして短編集を読んできて分かったのは、ジョーンズは
パラレルワールドを描く作家だ、ということです。

不思議なことに、ウィキペディアで「平行世界」を読んでみると、
パラレルワールドを扱った作品を紹介するリストの中に、
ジョーンズの作品は見当たりません。意外です。
ほとんどが、SFです。
私の好きなスティーヴン・キングの代表作「ダーク・タワー」もありません。
ウィキペディアに投稿する人は、SFファンが多いのか、
はたまたファンタジーで描かれるパラレルワールドは、
扱いが低いのか?

ジョーンズの描く、魔法と数々のパラレルワールドは
本当に魅力的です。ハウルにしても…(ネタばれになるので書きませんが)、
まさか、あんな意外な身の上だったとは…。
スタジオジブリの映画は、原作の魅力の半分くらいと言ってもいいと思います。
映画の後半は、監督の創作になっていたと分かりました。
私は、映画より、もっと頑固な性格の、原作のソフィーの方が好きです。

先日、電車で帰宅していた時のことですが、ジョーンズの本を読んでいたら、
「大変失礼なのですが…」と隣に座っていた男性が声をかけてきました。

手には何かの楽譜を持っていたので、音楽家か、あるいは先生だったのかも。
何だろうと思って目を上げると、
「お読みになっている本のタイトルを教えていただけませんか?」と
彼は言いました。

学生の頃から長く、電車通学・通勤で本を読んできましたが、
そんなことを言われたのは初めてでした。

横目でちらっと読んだだけでもよっぽど面白かったのでしょうか。
本の最初のページを見せてあげると、ちょうど降りる駅に着いたので、
理由を聞く暇もなく、私は電車を出ました。
あの人もジョーンズにはまったのでしょうか。

昨年は、「ゲド戦記」にはまり、外伝以外はすべて読んでしまい、
また面白い本に出会えるかなと心配していましたが、
ジョーンズに出会うことができ、これから先、数か月は楽しく
過ごせそうです。
読書の楽しみはつきません。








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