水耕栽培 -「プラカップ二層式栽培法」を考案してみました

カテゴリ: ニュース

記事投稿日: 2018年3月11日



「プラカップ二層式栽培法」の成果です

「プラカップ二層式栽培法」の成果です

こんにちは。
エンジニアですが、2017年の年末から、「水耕栽培」にはまっています。
室内で野菜を気軽に育てられ、楽しいです。

2018年3月、省スペースで、より気軽に栽培できる「プラカップ二層式栽培法」を発案してみました。
より水耕栽培が楽しくなってきたので、ここまでに至る経緯をまとめてみたいと思います。
野菜を気軽に育てたいと思っている人の参考になれば幸いです。

水耕栽培を始めたきっかけ

野菜の高値。人手不足で農業が危ない。
そんな話題が聞こえてきた時期でした。
工務店で見かける「種」の袋の価格を見ると、そんなに高いというわけではない…。
少しでも「自給自足」できないものかなと思っていました。

数年前から「家電商品」として、「水耕栽培キット」が販売されているのも知っていました。

キットは、植物に最適な光を照射できる特殊なLEDを備えています。
普通に育てるよりも成長が早く、毎日の食卓に使うことができる、というわけです。

性能は素晴らしいものですが、スペースや価格の面が私にはネックで、手が出せませんでした。

はじめに購入した本

なんとなく2年くらい「水耕栽培したいなー」と考えていました。
某電鉄会社が、高架下のスペースに「野菜工場」を作っているのをテレビで見て、「特別難しいというわけでもないように見える…」と感じていました。
ある日、図書館で水耕栽培の本を借りて、「これなら出来る」と確信を持てました。

なんといっても、材料費がかかりません。
「液肥」以外は、ダイソーで1.000円もかからないな、と考えられたのも、行動をプッシュしてくれました。

液肥以外の材料は、すべてダイソーで入手

さて、購入したのは、台所用スポンジ、栽培槽用のプラスチックのかごが2つ、
キッチンの三角コーナーに使うプラスチックの薄い網。
バーミキュライトという無菌の砂。
レタスの種、2袋で100円。
最後にプラカップ。
合計8点、864円。

液肥は「ハイポネックス 微粉ハイポネックス 500g」。

これで、楽しい水耕栽培のスタートです。
失敗しても2,000円くらいのコスト。
小さな実験です。
うまくいけば、道具はそのまま使っていけるので難しい金融商品に手をつけるより建設的な投資だと思いました。

最初の収穫 – 息子も家内も喜んで食べてくれた

種を、十字に切れ込みを入れたスポンジに4つずつ、差し込み、容器に並べて、上からシングルのトイレットペーパーをかぶせたら、水を注入して、湿らせます。

最初は簡単な、レタスの栽培に挑戦しました。
数日で発芽し、一週間ほどで二葉が出ました。

レタスの種が発芽したところ

そのあとは底に十円玉の大きさの穴を開けたプラカップにスポンジをうつしかえ、バーミキュライトを入れてスポンジを隠します。
培養槽用のかごに、プラスチックの網をしき、その上にプラカップを並べて、さらにバーミキュライトで、栽培槽の中をしきつめます。

栽培槽に移し替えたところ

液肥は、1gで1リットル作れます。
6個のカップを育てるのに、約1週間、使える量です。
500g のハイポネックスを使い切るには、毎週、保水するとしても、500週間 = およそ8年分。
そう考えると、水耕栽培のコストって本当に安いものだと思います…。

およそ1ヶ月で、すくすくと育ち、出てきた葉は、鮮やかな薄緑色で、見るからに美味しそうでした。

色鮮やかで美味しそうに育ったレタス

収穫に、はさみを入れていきますが、思ったよりもたくさんとれるなーという印象でした。

レタスはたくさん葉をつけてくれます

うちの息子(当時四歳)は元々、野菜が好きな子ですが、美味しい! と喜んでくれました。
初収穫のレタスの葉は、ひとかみで、まるで溶けるように口の中で無くなってしまいました。

子供の頃から、こんな野菜を食べていたら、野菜嫌いにはならないだろうなと、つくづく思いました。

最初は懐疑的だった家内も、味に納得してくれて、積極的にほうばるように。
自信がもてました。

最初の問題 – 藻の発生

さて、冬場にも関わらず、一週間おきに収穫ができていたのですが、2ヶ月経つと、栽培槽に藻が浮かんできました。

ネットで調べると、液肥の栄養を吸収してしまうし、匂いが出るしで、百害あって一利なし。

実はこの時期、大豆からもやしの栽培にも挑戦していました。
失敗して元々という考えで、ためしにもやし一本を培養槽に植えたのがまずかったのかも知れません…。
思いの外、もやしはぐんぐん成長し、双葉になり、やがて身の丈20cmに…。
きがつけば、培養槽のなかにびっしりと根をはっていました。

冬場の問題 – 乾燥する季節

年末から1月にかけて、急に液肥の減りが早くなりました。
もやしが急激に大きくなったのもあるでしょうが、やはり冬場の乾燥が大きいように思えます。
1週間、まるまるもっていた液肥が、5日くらいでなくなることも…。

しかし、今回この記事を書くにあたって液肥のコストを計算してみたところ、このくらいなら多少増えても問題ない…と思っています。
この程度の増加でケチケチしていたら、生き物なんて育たないでしょう。
あとは、夏場がどうなるかですが、いずれレポートしたいと思います。

藻の発生と乾燥を解決する「プラカップ二層式栽培法」の発案

さて、あまりにも、藻が発生し、匂いもきつくなってきたので、いったん培養槽を洗うことにしました。

もやしを植えたのは、失敗でした。
そこでぎっしりと培養槽の網に根をはったそれを、ひきはがし、捨てるのも可哀想なので、庭のプランターに移し替えました。

そして、藻が発生しにくい状況を作るにはどうしたらいいか考えてみました。
本格的な水耕栽培の本には、「根」を日光に当てないように、と書いてありました。
最初の本は、水耕栽培と言いつつ、バーミキュライトという特殊な砂を使っていました。
これは、やはり根を日光から守るものだったと思います。

バーミキュライト自体には、栄養はない。
日光から根を守るのと、保水の役目をしているだけ。
レタスは、純粋に液肥だけで育っている…。

それなら、種を植えたスポンジごとに、カップで栽培し、
根の部分は紙で覆うことで、日光を遮断しよう。

実は、この時、ダイソーで培養槽を増やそうと思って買ってきたプラカップが、現状のものとサイズ違いでした。
ふと、現状のプラカップと重ねてみると、ちょうど途中でひっかかって、底から5cmほどの空間ができました。
この空いたエリアに、液肥をためておけば、「保水」できます。

そこで、すべての苗を植え替えてみました。
ちょっと心配だったのは、もとの栽培槽に敷いていた網に根が食い込んでいるものがあって、剥がすときに少し切れてしまったことです。

しかし心配は無用でした。
一週間で新しく植えた小松菜も、レタスも、見事に葉を伸ばしました。
藻も、ドロドロに繁殖はしなくなりました。
新聞紙でプラカップを巻いたのですが、本当ならもっと分厚い黒い紙で巻いたほうが良いかも知れません…。

とにかく、小さく始めた「水耕栽培」、今は「プラカップ二層式栽培法」という独自のノウハウにたどり着くことができました。
乾燥と藻、という当座の課題を解決することができ、嬉しいです。

二層式なら省スペースでレタスも問題なし

また、これまでは台所で使う、水切り用のかごを使っていましたが、プラカップ単体で育てられるため、窓ぎわの狭いスペースに並べることができるようにもなりました。
省スペースでの栽培、という新しいメリットも生まれました。

最後に

初心者には、レタスは本当に向いています。
冬場でもぐんぐん育ってくれました。

また、植物が自力で育っていく姿を毎日見ていると、元気ももらえます。
アパート住まい、マンション住まいであっても、洗面所の窓や、風呂場の窓ぎわなどのスペースはあるのではないでしょうか。
新鮮な野菜を自給自足で、食べたいときに食べられることは、生活にちょっとした安心感をももたらしてくれました。

小松菜だって育ちます

とにかく「楽しい」ので、ずっと続けていけそうです。

※あと、ダイソーで売っているレタスの種ですが、いろんな種類が入っている種より、1種類だけのもののほうがオススメです。
よく分かりませんが、1種類のものの方が葉がいっぱいつきました。








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