「P++」騒動に見える PHP の民主主義

カテゴリ: PHP

記事投稿日: 2019年8月21日



PHP の民主主義とは

「P++」騒動とは

ツイッターでPHPの拡張版「P++」が提案されたけれど、
「全員一致で却下された」というツイートを見かけました。

一部の記事では「P++がすごい」などと書かれたようですが、
現状、PHPコミュニティでは(「P++」を提唱した人を含めて)
全員一致で却下という結論が出ています。

過去に「PHP6」が間もなく登場、という記事(国内)が書かれ、
その記事が残っていることもあり、PHP6があったと誤解している人もいます
(念のため。「PHP6」はリリースされていません)。

「P++」について正しい情報が広まればと思い、記事を書くことにしました。

まず結論から

Qiita にこのことをまとめた記事があり、大変参考になります。
『P++: 銀河に平和をもたらすための奇策と決着』
https://qiita.com/tadsan/items/80cd844ee612c6cadabf

・発端
保守的な言語としてのPHPと、革新的な機能を取り込むための P++を分けよう

・結論
PHPとP++を分けたところで相互運用が必要、
問題が起きていないものを作り直す時間もリソースもなく、現実的ではないため却下

「P++」はこれからも存在しません。

意思決定をするのは誰?

『P++: 銀河に平和をもたらすための奇策と決着』で
「開発の意思決定をするのは誰か」が述べられていて興味深く読めました。

・Ruby
 意思決定役は作者のまつもとゆきひろ氏

・PHP
 意思決定は多数決による投票制である(PHPを初めに作った人も1票でしかない)

調べてみると、Python は事情が複雑なようです。
意思決定は生みの親であるGuido van Rossum氏でしたが、
昨年、意思決定の気苦労から、引退されました。

PHPは民主主義的で健全なコミュニティを持っている

今回の「P++」では、賛成と反対が 0:22 で圧倒的にNo,
最終的には P++ を提唱した本人も No ということでした。

あらためて、PHPは民主的で、解放されたコミュニティが支えている、という印象を持ちました。

Phpherとしては、うれしい限りです。

意思決定者が一人ですと、よく検討されないまま機能の改修や追加を求められることもあり、なかなか気苦労がたえないようです。

複数の開発者が開発を支えており、
全体の投票で決めていくというのは
いわゆる「ひとつのかごにすべての卵を入れる」スタイルとは真逆と考えます。

安心して、これからもPHPを使っていけますね。








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