カテゴリ: Webサービス
記事投稿日: 2019年8月7日
すごいサービスがありました。
ローカルの環境を、何のインストールもなしに、
コマンドプロンプトのみで外部にSSLで公開できるサービスです。
最初、強力すぎて何を言っているのか分からない状態でしたが、
使ってみたら理解できました。すごく便利です。
例えば、PHPのビルトインサーバで8011ポートを指定して
Webサーバを起動します。
↓
php -S localhost:8011
※コマンドプロンプトで PHP が使える状態で、
上記のコマンドをたたくと、PHP は Web サーバを自分で立ち上げます。
ただし、Apache サーバではないので、.htaccess は使えません。
次に、以下のコマンドをたたきます。
ssh -R 80:localhost:8011 serveo.net
※先程のコマンドでローカルで起動している「localhost:8011」を指定しています。
すると、緑色の文字で以下の行が表示されます。
Forwarding HTTP traffic from https://sicut.serveo.net
↓
「https://sicut.serveo.net」の部分が、無料で提供されたURLです。
ここにアクセスすると、なんとローカルの環境がSSLで閲覧できます!
ローカルで動いているサービスなら公開できる→ Vagrant も可能…?
ということで以下のコマンドを試してみました。
ssh -R 80:192.168.33.10:80 serveo.net
↓
つながりました。びっくりです。
流石にローカルほど早くはありませんが。
それと、vagrant の場合は、SSH 接続はできないようです。
強制的に SSL は切られてしまいます。
vagrant では制限がありますが、
https サーバを0円で公開できるとはすごいです。
ただ、安定したサービスではないようです。
速度的にも本当のWebサーバとは比べものにならないほど遅いです。
しかし一時的にSSLを使ってテストをしたい、という要望には十分応えてくれます
(SSLが使えないと、ブラウザのAPIなども最近はほとんど使えなくなっていますので)。
①問題点がコメント欄にあがっていて分かりやすい記事です。↓
『ngrokよりserveoがすごい。0秒で localhostを固定URLで公開』
https://qiita.com/kaba/items/53b297e2bfb5b4f20a48
個人情報を扱う場合や、外部に読み取られると問題のあるデータを
そのまま公開するのはやめた方が良さそうです。あくまで開発機、
開発データで動かしましょう。
②具体的な使い方が紹介してある記事。↓
『試しにngrokからserveoに乗り換えてみた』
https://hisa-tech.site/2019/03/2370
↓
サブドメインも使えるし、その気になれば独自ドメインもOKだそうです。
これは SSLが使えない Linux 機で手軽に SSL が利用できる…ということですね。
「長時間利用すると接続が切れる問題」についての対応策も紹介されています。
以上です。
開発の一助となれば幸いです。
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