カテゴリ: 読書
記事投稿日: 2025年9月23日
記事更新日: 2025年9月23日
高校生の時に「ラヴクラフト全集」「フランケンシュタイン」と並び、古典ホラーの傑作と惚れきった作品。
ドラキュラの描写はいかにも気味悪いのですが、中盤からはそれを取り巻く人物たちに焦点が絞られます。
人間模様の描写の面白さに惹かれました。
あとがきに、作者の人生が紹介されていますが、病気で死にかけていた人物がよみがえり、人生を取り戻したことを知りました。
命を奪うドラキュラという悪魔的モンスターと、それに勇気をもって立ち向かう人々。
そうした物語を描くことに成功したのも、作者の人生を反映しているのかもしれません。
恐怖(病気)に打ち克つことだってできるのだ、と。
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