カテゴリ: レビュー
記事投稿日: 2016年12月6日
【記事作成: 2016年12月06日】
私がAmazonプライム会員になったきっかけは、「子育て」でした。
夜泣きで毎晩2,3回は起こされ、おむつやミルクの買い出しでフラフラになっていた時。
「プライム会員ならお急ぎ便が無料」
これしかない!
年会費3,900円?
月額にすれば325円で、最短・翌日配達を頼めるなら安いものだ、と即決でした。
「お急ぎ便」とは、「注文当日から3日以内に商品を届けてもらえる」サービスです。
「当日お急ぎ便」の商品なら、「購入した当日」に運んでもらえます。
非会員でも利用することはできるのですが、それぞれ、360円と560円が税込みでかかります。
Amazonプライム会員なら、どちらも無料になります。
会員の人ならご存知でしょうが、「お急ぎ便」であっても、早い場合は、朝注文したものが当日の昼や夜に届くことがあります。
「3日以内」とはいうものの、本当に最短で運んでもらっているようです
(配送業者のみなさん、いつもご苦労さまです! 助かっています!)
経験上、商品の回転が早い、いわゆる「消耗品」は届くのが早いようです。
例をあげますと、おむつ、ティッシュ、プリンター用紙、文房具などですね。
まとめますと、「お急ぎ便」とは、よく使われる商品ほど、よりお得に、より早く届けられる嬉しいサービスといえるでしょう。
プライム会員になると、荷物が早く届くだけでしょ? と思っていませんか…。
音楽とラジオが聞き放題(Prime Music)、
ビデオが見放題(プライム・ビデオ)、
写真をクラウドに保存し放題(プライム・フォト)、
になるのです。
初めての人は、さぞ、目が点になっていることでしょう。
はい、もちろん世界中のすべてのサービスが利用できるわけではありません…が、日々充実、拡大しています。
例をあげると、「Prime Music」では、100万曲以上がラインナップ。
ザ・ビートルズ、マドンナ、BOOWY、マイケル・ジャクソンといった大御所はもちろん。
スター・ウォーズやジュラシック・パーク、バック・トゥ・ザ・フューチャーのサントラ。
日本ファルコムのゲームミュージック、懐かしのセガ・サターン「ナイツ」のコンプリートアルバムまで。
その他にも、音楽のジャンルに合わせたラジオが放送されています。
そして「プライム・ビデオ」。これが、すごい。
映画、ドラマなどが見放題なのですが、今年一番驚いたのは「ジュラシック・ワールド」。
超話題作のこの作品が、「無料」で配信されているんです!
プライム・ビデオの画面にアクセスして、無料で配信されているのを観るたび、太っ腹なAmazonに感心してしまいます。
感心するのは、ユーザーの心がわかってるなあ、という点です。
バンダイチャンネルのように、自社のアニメに特化するのも手ですが、
Amazonは「小さな子がいるお父さんお母さん」のことも考えています。
なので、「ハローキティ」の知育ビデオなどが入っていると、もういけません、やめられません。
おかげで近所のレンタル屋さんにいく機会が、ほとんどなくなりました。
その他、映画好きな私が個人的に感心したラインナップです。
最近気づいたのは、どうも近々新シリーズを制作する作品のアピールもこめて、その作品の古いシリーズが出てきている気がします。
例をあげると、「コード・ギアス」。来年・2017年1月より新シリーズ。
「涼宮ハルヒの憂鬱」こちらも、第3期の広告が2016年の春だったか、夏に出たようです。公開は未定ですが。
邦画もすごいです。金田一シリーズ、網走番外地シリーズ、黒澤映画…。
大好きな「寅さん」シリーズは、登録されているものの、有料となっていました。
ただ、ここでも「お急ぎ便」に似たルールがあることに気づきます。
人気のある話題作ほど、安い。
「ゴーストバスターズ」は、今年の夏、メンバーを女性に一新したリブート版が公開されました。
それに合わせて、「ゴーストバスターズ」と「ゴーストバスターズ2」のレンタルが、期間限定ですが1本100円になったのです。
こういうキャンペーンをAmazonはしょっちゅうやるので、見逃せなくなるのが困り者です。
映画の話が長くなって恐縮ですが、最後に「プライム・フォト」。
これは、スマホやタブレットで撮影した写真やビデオを、クラウド上に保存できるサービスです。
保存された写真やビデオは、AmazonFireTVや、ブラウザといった大画面で見ることができます。
プライム会員の場合、保存できる容量はなんと「無制限」。
同じ写真サービスですと、「Googleフォト」がありますが、大きさに制限があります。
が、「プライム・フォト」は無制限です。
Amazonは、近所のスーパーほど安くはありません。が、それに肩を並べるほど、安くなる方法があります。
もちろん、プライム会員であることが前提です。
プライム会員になると、「定期おトク便」と「おまとめ割引」が使えるようになります。
「定期おトク便」だと、1ヶ月単位で、自動的に登録した商品が送られるようになり、普段の価格の10%引きくらいになります。
「おまとめ割引」は、洗剤やスポンジなどの単価の安い商品の場合、合計金額が2,000円以上になれば送料が無料になるというものです。
私は職業柄、目を酷使しているので、ブルーベリーのサプリメントが欠かせず、1ヶ月ごとの「定期おトク便」にしています。
忘れると眼精疲労で死んでしまうでしょう。
ミルクやおむつ、洗剤などの消耗品は、もれなく「定期おトク便」が選択できるようになっています。
Amazonは、プライム会員を本当に大事にしていますが、「有料」で定期サービスを利用してくれる会員はもっと大事にしています。
それが、「Kindle Unlimited」 です。
月額980円で、Kindle で配信されている一部の書籍が読み放題になります。
一部と言っても、技術本からマンガまで、これまで見たきたように、ラインナップはハンパではありません。
オレンジページがあれば、SPAのような週刊誌もありますし、最新のプログラミング本まで…。
利用には Kindle が必要ですが、元は充分とれるので、私は利用しています。
プログラマーの目線から見ると、Kindle で自費出版をしている有名な技術者の本が格安で手に入るのでもう手放せません。
技術は日進月歩。最新のノウハウ本を最速で入手できるのですから。
さて、ここまで様々なサービスを紹介してきたのですが、最後にとどめ的なものを紹介します。
「Amazon Mastercardゴールド」です。
このカードを使って支払いを済ませると、その場で購入価格の「2.5%」のポイントがつきます。
ただし、対象となるのは、Amazonでのお買い物です。
カードに詳しい人なら、驚かれたと思います。
普通のカードなら、せいぜい1%が相場だからです。
ただし、このゴールドカード、Amazon以外でも1%のポイントがつきます。
2016年の秋まで、実はポイントは「2%」でした。
ある日、Amazonからメールがきて、「2.5%」に上げます、とのこと。
嬉しいです。儲かっているようです。
さて、このゴールドカード、ゴールドだけあって年会費は10,800円とお安くありません。
が、ここで選択を間違ってはいけません。
実質、2年目以降からは、4,320円で使えるようになるからです。
しかも、ゴールドカードの利用者は、プライム会員の年会費が無料になります。
つきつめて考えれば、プライム会員費の3,900円 + 420円を払えば、高ポイントを取得できるようになり、空港のラウンジも使えるというわけです。
すごいカードです。
さて、年会費10,800円を2年目以降、4,320円にする方法です。
これで、合計6,400円の割引となります。
「マイ・ぺいすリボ」ですが、リボが嫌いな人は、全額1回払いを選択すればOKです。
カードが到着したあと、ウェブの管理画面で登録します。
Web明細も同じです。今時、紙の明細が好きな人はいないと思いますが…。
毎月、3本以上の映画をレンタルしているなら、Amazonプライム会員になった方がお得かもしれません。
「空飛ぶゆうれい船」といった古い映画など、今のレンタルショップではお目にかかれない作品も、デジタルショップならでは。
Amazonには、あります。
先日、ゴールドカードのポイントが2%から2.5%になったのを受けて、Googleに似た精神がAmazonにもあるのだな、と分かり、少し安心しました。
それは、「邪悪になるな」という精神です。
Googleは、サービスがより安価に、早く届けられるようになると、使える容量を増やしたり、価格を値下げする方針があります。
Amazonもそのようです。これからに期待できる企業といえるでしょう。
最後に、先日Amazonのプライム・ビデオで「グランド・ツアー」の華々しいオープニングを見ていた家内の一言を紹介します。
「この番組、私達が買い物してるからできてるんだよね!」
…そういった優越感にひたることもできる「Amazonプライム会員」、おすすめです。
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