カテゴリ: ニュース
記事投稿日: 2025年9月28日
記事更新日: 2025年9月29日
学生時代に読んだ一冊。片山刑事の憎めないキャラクターはそのままに、(音楽には素人の)私には雲の上の存在に等しい、音楽コンクールという舞台が魅力的でした。
音楽関係者が悪いことをしたとしても、ベートーヴェンやモーツァルトが悪いわけじゃないさと、事件に揺れるヒロインをそっと前に押し出す片山の誠実さ(と別れ)。
ホームズとのかけあいも微笑ましく、こんなふうにピュアに人を想いやれるのは素敵だけれど、それはそれで大変だろうなあと思ったものです。
今は、そこが片山の良いところだと分かります。世間ではパッとしない男でも、十分に「ヒーロー」的な行いなのだと(ホームズがそばにいる理由のひとつだと思います)。
さてこの二人は、別作で…。
続きを気になる人は、ぜひシリーズを続けて読んでください。
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