Bitbucket 入門

BitBucket 使っていますか?

私はこれまで、GitHub と GitBucket を使ってきました。
GitHub は英語ありき。
GitBucket はオープンソースとはいえ、Linux や Java 系の知識が(ちょっと)ないと導入できません。レンタルサーバでは導入が難しいアプリです。

BitBucket はアカウントさえ登録してしまえば、どこからでもすぐに使える手軽さが便利だと思います。
ノンプログラマなデザイナーさんにも受け入れやすいと言われています。

また、非公開リポジトリを作り放題、というのも大変魅力的です(実際は、サイズの制限があります)。
私は Web IDE の Cloud9 と連携して、ChromeBook で通勤時間でも間単にコーディングができるようになりました。

リモート・リポジトリの他、課題管理と Wiki の機能も使えます。
プライベートなプロジェクトの開発、学習を進めるには、最適なリポジトリ・サービスといえるでしょう。

  • 公式 https://bitbucket.org/
  • 5ユーザーまでであれば、非公開レポジトリの数は無制限
  • ソフト制限:リポジトリが合計1GB以上になるとメール通知される
  • ハード制限:2GB以上はプッシュできないようになっている

バージョン管理のGUIでおなじみの、SourceTreeを開発しているアトラシアン社が提供しているので、使ったことのある方なら、興味がわくのではないでしょうか。

アトラシアンのドキュメントツール「Confluence」は視覚的、直感的に文書の履歴が分かるなど、一度使ってしまうと、フリーで類似のものがないか(笑)、つい探してしまうほど優れた文書管理ツールだと思います。

Confluenceには及びませんが、Bitbucketで標準で使える「Wiki」も、なかなか使えます。
同じく、タスク管理の有償ツール「JIRA」ほどではありませんが、「課題」というタスク管理機能もあります。

まさに、プライベートでプロジェクト管理するのに最適なツールといえますね。
Webhookの機能も使えるので、TorelloやSlackと課題を連携したりすることもできます。

以上、駆け足でしたが、BitBucketがどんなものか、紹介してみました。
また機会がありましたら、WebHookの使い方も紹介したいと思います。

新しいサイトを作ったらSEO担当者がやっておくこと

SEOはサイトを周知するためのひとつの方法でしかなく、
作成したサイトが持つ「目標・目的」を達成するためには、さまざまな手続きをふまなければなりません。
マーケティングもそのひとつです。
プログラミングとデザインの仕事は、作ったらおしまいですが、
運営の仕事は、サイトが出来上がってからが始まりです。
このページがスタートアップ時に何をしたら良いのかを考える一助になりましたら幸いです。

<目次>

(1) HTMLの整理

内的SEOのための要素(titleタグ、META 説明文、H1)は適切か確認する。
Googleアナリティクスコードを発行・すべてのページに埋め込む。

(2) 被リンクを設置する

スパムではなく、読んで面白いと思ったブログ記事にコメントを残したり、
ブログ、ツイッター、Facebook等で紹介します。
※被リンクが1件もないサイトを放置するとクローラーが訪問しにくいため。

(3) XMLサイトマップの作成と登録

[XML Sitemaps Generator]で自動的に作成できます。
robots.txt ファイルを作成してXMLサイトマップの場所を明記し、ルート以下に設置します。
Sitemap: http://example.com/sitemap_location.xml

ウェブマスターツールの左メニュー「クロール」から「サイトマップ」をクリック。
右上の「サイトマップの追加/テスト」をクリックし、XMLサイトマップへの
フルURL(http://example.com/sitemap_location.xml)を入力します。
マップに問題ないかは、テストできるので安心です。

(4) URLの登録

『Google では「スパイダー」というソフトウェアを使用して定期的にウェブをクロールし、
見つかったサイトをインデックスに登録しています
(ウェブマスターツールのヘルプ:「Google へのクロールのリクエスト」より)。』
XMLサイトマップや robots.txt の設置が問題なければ、いずれはGoogleに
インデックスされます。
が、『サイトに URL を追加した直後や、最後のクロール以降にページを大幅に変更した場合は、Google
にクロールをリクエスト』することができますので、早くインデックスしてもらいたい場合は、
リクエストを投げておくのが最善の方法です。が、どのタイミングでクロールされるかは
分かりません。ウェブ工房みどりの経験則では、1週間以内にはインデックスされるようです
(内部SEOなどにも問題のないサイトの場合になります)。

・自分が所有していないサイトは以下からリクエストを投げられます。
https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url

・ウェブマスターツールで管理している場合
「クロール」の「Fetch as Google」をクリック。
ホームページをクロールする場合はテキストボックスを空の状態にし、
個々のページをクロールさせたい場合は、ページのURLを入力します
(個別での送信は、1週間に500リクエストまで)。
「取得」または、「取得してレンダリング」というボタンを押します。
ボタンを押したあと、表形式で表示され、「インデックスに送信」というボタンが
出てくるので押すと、「送信方法の選択」というダイアログが表示されます。
クロールする対象として、入力されたページだけにするか、直接リンクされている
ページも対象とするかを選ぶことができます。どちらかを選んだら、「送信」ボタンを押します。

※「取得してレンダリング」とは
実際にスパイダーがどのようにページを見ているかを確認できる機能です。
リソース(CSSやJavaScript)がアクセスエラーを起こしていると、実際の見た目とは
異なって表示されるため、目視で簡単に確認することができると言えます。
なお、Adsenceは表示されません。

(5) Google 以外の検索エンジン登録

・Bing URLの登録
http://www.bing.com/toolbox/submit-site-url
Yahoo!Japan は自分のエンジンを使ったり、Google のエンジンを使ったりを
繰り返していますが、2014年6月現在は Google のエンジンを利用していますので、
日本においては Google と Bing の登録をすませておけば良いと思います。
時間があれば、草の根と呼ばれる携帯向け、ブログ紹介のサーチエンジンへの登録も
やっておくべきだと思います。

(6) 地域情報サービスに登録する

・Googleマイビジネス
https://www.google.co.jp/business/
・地域のポータルサイトに登録する
※店舗を持っているサイトなら、地域情報サービスへの登録は必須です。
飲食店で予算が許すのであれば、食べログや、ホットペッパーといった
ポータルサイトへの登録も考慮します。

(7) SNS、YouTube などで配信する

(8) プレスリリースを配信する

新しい商品やサービスであれば、メディアに取り上げてもらうために
プレスリリースの資料を作成します。
※ネットでプレスリリースを配信するサイトがありますが、浮き沈みがかなり激しいようです。
約2年ぶりにプレスリリースの配信サイトを調べたところ、ほとんどが消えていたので
調べなおした次第です。
また、真新しさを感じさせない業種やサービスは取り上げられない可能性がかなり高いです。

日経プレスリリース

PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリース

ValuePress! [ プレスリリース 配信サイト ]

作成方法については以下の記事を参考にした上で、配信サービス元に手順が掲載していますので、熟読します。

「プレスリリースで失敗しないために覚えておきたい、作成・配信の手順まとめ」

「プレスリリース作成の10原則」(共同通信PRワイヤー)

プレスリリースの記事を自分のサイトで配信する際には、プレスリリースという記事のの特徴を把握しておく必要があります。
以下のポイントをおさえておきます。

<記事の体裁>
・A4サイズ1枚、長くても2枚以内で作成する
・横書き
・1リリースで1テーマ
・段落は4~5行以内
・客観性をもたせる
・自画自賛はひかえる
・5W5Hを守る

<発表のタイミング>
・新サービスは、当日か数日前
・イベント、キャンペーンは、数週間~1か月前
・業績の発表時、もしくは人事異動時

また、各メディアの記者は忙しいので、メールよりはダイレクトに届くFAXの方が
目に付きやすい、と少し前は言われていましたが、スマートフォンとタブレットが浸透した現在、
紙よりもメールをタップしてどんどん見ていく方が楽かも知れません。
時間があれば、複数媒体でアプローチするのが最善です。

(9) アフィリエイトに出店する

アフィリエイトを通して、商品やサービスの周知や宣伝を図ります。
一度サービスの登録者となったアフィリエイター、ブロガーへは、
新しいアフィリエイト商材を作成するたびにメールを配信することも可能です。
まずはアフィリエイター、ブロガーにファンとなってもらうこと。そうすれば
彼らは成果報酬を受け取るために、良い記事を自発的に作成してくれます。
主要なアフィリエイトサービスは以下の通りです。

A8ネット

アクセストレード

バリューコマース

リンクシェア

(10) ディレクトリ登録

予算があれば大手のポータルサイトに直接サイトを登録してもらいます。

Yahoo!ビジネスエクスプレス
50,000円(税抜)

クロスレコメンド
OCN・goo・BIGLOBE・excite・nifty・ODN に登録
40,000円(税抜き)

※この他にも2013年頃までは複数ありましたが、e-まちタウンは2013年9月12日に、
Jエントリーは2014年7月31日で終了、BPNディレクトリは現在新規受付を中止しています。
原因は、やはりGoogleのパンダ/ペンギンアップデートあたりと思われます。
現在では、お金で順位を操作するのは、ほとんど不可能です。

(11) 有料広告に出稿する

すぐにアクセス数を得られるのが、Yahoo!プロモーション広告や
Google Adwords などのリスティング広告です。
設定したキーワードで検索されたユーザーの画面に、広告を出すことができます。

広告の表示順は、オークション形式で、設定した予算の高い順になります。
予算が低すぎると、表示すらできないこともあります。

初心者に多い間違いが、ビッグキーワードと呼ばれる単語のみで出稿し、
予算を早々に使い切ってしまうタイプです。
たとえば、神戸のメンズ衣料品を販売しているお店で、「神戸」や、
「ファッション」といったひとつの単語で設定すると、それらのヒット数はとてつもなく
多くなるため、オークション形式の価格(順位)の競争相手が自然と莫大なものになり、
1クリックが数千円単位になってしまうことも珍しくありません。

有料広告の出稿のノウハウは習得が難しく(予算を無限に使えるわけではないため)、
アクセス解析と合わせて、緻密に戦略を練る必要がります。少なくとも新規のサイトでは
最初の数ヶ月は低予算で、PDCAサイクルを回し、検証データの蓄積に費やすことも
必要です。

Notepad++ から SublimeText への乗り換えを残念な理由で断念したお話

ウェブ工房みどりでは Notepad++ がお気に入りで、
このブログでも特集記事を書いていますが、
常日頃、もっと良いエディタはないかと模索しています。

最近ではマルチプラットフォーム(Windows・Mac・Linux)で
使えるエディタ、もしくはウェブベースのエディタが出てきています。
前者ならNetBeans、後者ならCodiadなど。

前々からSublimeTextはかなり気になっており、ポータブル版も
あるということで、環境を汚さないなら…と試してみることにしました。

結論ですが、SublimeText、大変良いエディタだと思います。

エディタレベルではなかなか見られない、構文チェックもありますし、
jQueryの自動入力プラグインもあるのは大変魅力的です。
デフォルトではインラインで日本語入力できないといった問題も、
すでにオープンソースウェアとしては成熟期に入った証拠か、
プラグインひとつで解決できます。

ただ、タブを分割したとき、【使用しているメモリが倍になった】のには驚きました。

タブを並べて作業するのは、すでに作業としてはデフォルトのスタイルです…。
GoogleChromeなどもこの有様で、タブを開くほどメモリをガンガン消費しますが、
出向先のWindowsXPで使っていたら、Chromeよりもメモリを使い、
全体の動作が緩慢になってしまいました。

出向先のPCのメモリが1GBというのも問題かも知れませんが、
生産性が目に見えて落ちたため、非力なPCでは使えない…と思いました。
Notepad++ はタブを20個くらい開いていても、メモリの消費量は
SublimeTextひとつ分程度です。

いまどきのPCを使えない中小企業ならではの残念な理由で使用は
断念しましたが、自宅のPCならメモリは8GBだし、SSDなので、
サクサク動くかも知れませんね。

メモリの消費量という面から見ると、SublimeText はまさに
「いまどき」の子だと思いました。これだけ高機能なソフトウェアが
14年前のOSでサクサク動くのを期待するのが間違いなのかも知れませんね…。

ショートカットもだいぶ覚えましたし、まだしばらくは Notepad++ の
安定感にお世話になりそうです。

初心者のためのレンタルサーバの選び方

By: Mike Shelby

この記事の目的

就職や起業をきっかけに、 はじめて「商用」としての
レンタルサーバを契約される場合、
どういったことに気をつければ、大きな失敗をしないで済むか、
安心して運用していけるか、という点についてまとめてみました。

インターネットにホームページを「公開」したその日から…

ホームページを持てば、日本中、世界中の人に知られる可能性が広がっていくものの、
同時に悪意のある者の目にもさらされることは避けようがありません。
安全性をうたわないサービスなどありませんが、
ここ4、5年の間だけでも、実際に以下のような問題に直面したり、
被害を体験したり、耳にしています。

過去に起こったレンタルサーバの問題・被害

①メールサーバが不特定多数の送信を許していた
(知らないうちに迷惑メール業者に利用されていた)
②自動インストールのサービスで設置したブログに脆弱性があり、
設定を書き換えられた
③サーバの管理会社のミスでサーバのデータがすべて削除された。

「選び方」と「使い方」で避けられる問題

上記で取り上げた問題は、サーバの運営の根幹に関わっているため、
管理者の権限のないレンタルサーバの場合だと、どれだけ意識しても
防ぎようのない面があります。
しかし、利用者が意識していれば、あらかじめ問題がおきないようにしたり、
問題が起きた時にあわてずに対応することができるようになります。

問題が起きた時の差

実際にデータ消失問題が起こった時のことですが、
バックアップをもっているサイトは 1両日中に復帰したものですが、
持っていないサイトは何週間もサイトが白いままでした。
訴訟を起こして保証金を受けられたとしても、実際問題として、
失ったデータは帰ってきません。もちろん、サイトの復旧までに
失われたものを取り戻すことも困難です。

レンタルサーバの選び方

「データの消失」
「データの流出」
「脆弱性をついた不正な利用」

レンタルサーバではこのような危険にさらされることを
念頭において置く必要があります。

そこで初心者の方にもできるだけ分かりやすく、
ポイントをしぼってサイトを選び、安心して運用していくための
ポイントをまとめてみました。
一人でも多くのサイト管理者の方が被害に遭うことなく、
すばらしいサイトを運用されることを願います。

(1) 目的と予算を決める

まず、サーバの「目的」を決めます。
ウェブアプリを作成して公開したいのか、
ECサイトで商品を販売したいのか、
人気ブロガーとなって社会に貢献したいのか。
使う機会のない高機能を持つサーバを選ぶより、
目的に沿ったサーバを選ぶためにも、目的はしっかり決めましょう。

次に、予算は無限ではないので、こちらも上限を決めておきます。
現在の収入から余剰分としてあてるのか、
サーバを運営することで得られる売上をあてるのか。
運営費がキャッシュフローを悪化させる原因にならないよう、
予算を捻出しましょう。

(2) バックアップの方法を確認する

1,000円以下のレンタルサーバでは、一般のユーザが
考えているようなバックアップ機能は実装していない、と考えた方が良いでしょう。
エックスサーバー(月1,000円のプランから)は管理画面からボタンをクリックするだけで
サーバ上のファイルを一括してダウンロードできる機能があります。
が、数千円のプランでも、このような機能を持っていないことがあります。

予算との兼ね合いになりますが、手動か、それとも自動で行うのか。
バックアップは運営方法をきちんと決めておきましょう。
また、ウェブサーバとデータベースは別々にバックアップをとる必要があります。
たとえば顧客情報をデータベースに保存しているのに、
ウェブサーバのバックアップだけで満足していないよう、それぞれ運営方法を確認しておきます。

(3) 自動インストールのサービスを確認する

ブログ、ECサイト、Wiki、CMSなど、利用するのは
やさしくても、導入するのにはプログラムとサーバの知識が
必要なサービスは多々あります。その手間を無くしてくれるのが
自動インストールサービスです。

自動インストールで設置したプログラムが脆弱性を
抱えていると、不正アクセスを許してしまうことがあります、
設置は自動で行うが、確認は必要だということだと思います。
自動インストールの対象となっているプログラムは人気のあるもの
ばかりですので、設置に関する注意点は、探せば見つかります。
念をいれるなら、自分でチェックするか、詳しい人に頼む必要があるでしょう。

(4) 転送量を確認する

レンタルサーバは、ひとつのサーバを何人もの契約者が利用しているため、
共有マンションのような状態になっています。
そのため、サーバに負荷をかけるような利用をすると、
マンションでいうところの、近所迷惑をかけることになります。
たとえば負荷の高いゲーム、大きな動画のストリーミング配信といった利用です。
負荷が大きい場合、他の契約者が運用しているサイトが重くなったり、
最悪の場合、表示されなくなるといった影響が出てきます。

このような障害を避けるため、レンタルサーバでは「転送量」を
決めているところがほとんどです。決められた転送量を超えた場合は、
超えた量に応じて課金されたり、一定期間使用を止められたりします。

まず転送量の計算方法です。
1ページあたり30KBとして、3000人が見た場合、
転送量は90MBになります。
会社のホームページで10ページあり、、
3000人がすべてのページを見た場合は1日900MBとなります。

月100円や、無料のレンタルサーバでは、
1日の転送量を1GB(1000MB)と低く設定しているところもあります。
上記の例で言うと、3000人を超えた場合、課金や
サイト停止のリスクを負うことになります。

最近のレンタルサーバは容量が巨大化し、
複数のサイトを運営できる「マルチドメイン」に対応したサービスが
増えていますが、転送量を考えると、たとえ運営できるサイトが
「無制限」であっても、リスクがあることが分かります。

1日のページビューが1万を超えなければ、人気のある
「アルファブロガー」とは言えないそうです。
たとえば、3万人がみるブログを作るぞ、と意気込んでも、
上記の例で言うと、そのために必要な転送量が1日9GBになります。

レンタルサーバで複数の顧客サイトを管理している中小業者、
個人事業者は転送量に注意しなければなりません。
ここで、最初に決めた「目的」を確認します。
アクセスされるユーザ数を想定することも重要です。
1日1GBであっても、中小企業の会社のホームページレベルなら
十分かもしれません。
アフィリエイトサイトを複数運営するなら、
どれだけのアクセス数が増えるとパンクするのか、
最初からサイトの数と将来のアクセス数を見込んでおく必要があります。

1,000円以下のレンタルサーバでは、1日10~50GBと運営会社によってかなり
幅広くなっています。また、転送量はあまり表立って紹介されることのない
情報ですので、見逃さないよう注意が必要です。

<参考資料>
ロリポップ!チカッパプラン(月額500円)は1日10GB。
エックスサーバー(月額1000円)は1日50GB。

(5) 容量を確認する

サイトの「目的」と、想定される「転送量」が決まったあとで、
容量のプランを選びます。
大きい方がいいと言って、ここから決めると将来の運営で
痛い目をみるというのは、ここまで読まれた方にはお分かりだと思います。

容量も、目的にそって自然に決まっていくと思います。
複雑なプログラムを必要とせず、ページ数も少ない広報サイトなら
数百MBでも問題になりません。

(6) 使えるCGIを確認する

ここでいうCGIとは、ウェブのプログラムのことで、
スクリプト、という言い方もされます。

情報を伝えるだけで、動きのない「静的」なページと違い、
CGIはお問い合わせフォームや、データベースの管理、
ゲームや動画の配信を行うことができる「動的」なページを
作ることができます。

種類はさまざまですが、レンタルサーバのCGIとして
今や定番となっているのはPHPです。
一昔前は、Perlが人気があったのですが、技術者が減り、
最近では目立たなくなりました。
大学などの研究機関で人気があるのがRubyやPythonです。
それぞれ、特徴があり、メリットもあればデメリットもあります。
独学で学んでいく場合の習得のしやすさなどもふまえて、
選択する必要があります。

賛否両論ありますが、おすすめはPHPです。
とにかく参考文献が多いので、検索すれば何とか解決できることが
多いですし、WordPressや、EC-CUBE、Drupalといった
人気のあるプログラムはほとんどPHPで作られています。

習得が早く、迷うことが少ないという点では、
Rubyがおすすめですが、技術者はまだまだ少ないため、
外注してプログラムを作ったりする場合、必要な時に
人手が見つからないことがあるかも知れません。
が、優秀な言語で、特にフレームワークの
Ruby on Rails は強力です。
楽天市場もRubyで動いているそうです。

(7) データベースを確認する

サーバの容量と使用するCGIが決まったら、
データベースを選択します。
レンタルサーバでは、MySQLが主流で、PostgreSQLも
人気があります。
PHP、Ruby、Python、いずれも上記のデータベースを扱えます。
データベースのコマンドは、基本的にはそれぞれ違いはないのですが、
使えるコマンドが微妙に異なることはよくあります。
MySQLが使える技術者だから、PostgreSQLでも大丈夫だろう、と
安易に考えてはいけません。
また、サーバやデータベースのスペシャリストが必要とされるほど、
奥の深い分野です。プログラムが出来る人でも、データベースは
あまり…という人は少なくありません。
CGIの違いが、英語や日本語の違いに似ているとしたら、
プログラムとデータベースは魚屋さんか、肉屋さんかといった違いくらいあります。
運営やパフォーマンスまで考えて作らなければならないので、
技術者のレベルもピンからキリまであるのです。

最後に

選び方として (1)~(7) の項目をご紹介しましたが、
おそらくほとんどの初心者の方は、(1)~(4) の意識が少なく、
また、反対の順番で選択していかれることと思います。
つまり、サーバの能力、スペック面から検討してしまうということです。

運営に大事なのは、ひとつひとつのサービスの目的を把握して、
それに見合った環境を手に入れ、整えていくことです。

もしひとつのレンタルサーバ会社が他に比べるものもなく
優秀だとしたら、世の中にこれほど多くのレンタルサーバの
会社は出てこなかったしょう。それぞれに特色があるということです。

予算の都合で自動バックアップ機能が契約できなくても、
しっかりとして運営方法を確立できるなら、手動でも安心を
得ることはできます。

この記事がみなさんの選択の一助となりましたら幸いです。




 

月額1,000円以下。安くて「安心」して使えるレンタルサーバー

サーバイメージ
By: dawdledotcom


エックスサーバー


ヘテムル


ロリポップ

100GBを超える大容量のディスク」に、
無制限のマルチドメイン」、そして「バックアップ機能」まで。
レンタルサーバーの機能は(優秀な運営会社は…)毎年進化を続けており、
ディスク容量は、年々増加、個人事業主のウェブ屋や
中小企業にとっては、何ともうれしい時代になりました。

お問い合わせフォームや新着情報の更新だけで
大がかりなシステムを必要しない、といった案件はよくあります。
お客様も複雑なシステムがない分、費用をおさえられると考えられていますので、
制作側もできるだけコストは押さえたいところです。
そうした、たくさんのホームページのホスティングを目的とするのなら、
最近では、1,000円以下でもしっかり使えるレンタルサーバーが登場してきています。

個人事業主や中小企業のレベルで社内サーバーを立てるのは、
費用も管理のリスク(電気代、メンテ費用、社内ルールの制定…)からしても
高くつきすぎます。
安価なサーバーでも勉強次第で、
それなりのウェブサービスを作ることができる時代になりました。

昨今は、公共機関や有名なECサイトまで、
のっとり、改ざん、データの漏洩が危ぶまれる時代です。
「ウェブ屋」だからと、サーバのメンテナンスまで任された日には、
不正侵入の警告に戦々恐々の毎日を送ることになるかも知れません。
そんな不安も、アンチウイルス機能や、WAFといったセキュリティシステムを
搭載したサーバーを借りれば、払拭されるでしょう。

今回は、「お財布にやさしく」、かつ、「安心」して使えるサーバーを調査してみました。
最終的に絞り込んだのは、
ロリポップ!(チカッパプラン)」、「ヘテムル」、「エックスサーバー」の3つです。

以下、詳細について、まとめてみました。
企業のスタートアップや社内システム管理者の方の参考になりましたら幸いです。

<目次>
(1) 結論
(2) 料金
(3) ディスク容量・転送量
(4) CGI
(5) データベース
(6) メールアカウント
(7) セキュリティとバックアップ
(8) 自動インストール

(1) 結論

結論から言うと、「エックスサーバー」が充実した機能を持ち、
かつ、「ボタンを押すだけでバックアップが出来る」管理画面を持っていました。



月額1,000円という価格で、ここまでお手軽に、安心して使えるレンタルサーバは
他にありません。
(※2014年2月10日時点。後で挙げますが、ロリポップ!も
バックアップ機能を2014年2月中にリリースすべく、開発中とのこと。
詳細は明らかではありませんが、機能と操作性によっては、
エックスサーバーと肩を並べるかも知れません。
それに、ロリポップ!は月額500円(税抜)です)。

(2) 料金

まず初期費用(1年目のみ)ですが、
ロリポップ!エックスサーバーは3,150円、
ヘテムルは3,950円。

月額費用は
6ヶ月以上の契約で、ロリポップ!が500円(1ヶ月600円)。
36ヶ月以上の契約で、ヘテムルが1000円(3~12ヶ月は1,500円)。
1年以上の契約で、エックスサーバーが1000円(3ヶ月1,260円、 6ヶ月1,115円)。
※いずれも税抜き価格。

価格では、ロリポップ!が一番安く、契約期間のしばりも短くなっています。
私はロリポップ!を実際に使っていますが、毎年経費で計算するのが楽ですし
料金も変わらないので、1年契約にしています。
だいたい、会社であれば1年間隔で契約される方がほとんどではないかと思います。
あと、各社お試し期間があり、
ロリポップ!は10日間、ヘテムルは15日間、エックスサーバーは10日間となっていますので
迷っている方は、同時に比較して使ってみるのも十分ありだと思います。

ヘテムルの36ヶ月(3年)契約は、会社や立場によっては、
予算を立てるには、ちょっと厳しいかも知れませんね。
ただ、ヘテムルのために書いておきますが、他のサーバと異なる大きな点として
フレームワークの自動インストール機能」があります。
CakePHP、FuelPHP、ZendFramework といった人気の
フレームワークが自動的にインストールできる機能です。
各フレームワークは大変便利なのですが、サーバの特性が運営会社によって
異なるため、セッティングでつまづいて、本来の開発になかなか入れないといった
ことがよくあります。開発者にとって、うれしい機能といえるでしょう。
こうしたフレームワークを手軽に使えること、メディアサーバとしての
プロフェッショナル的な使い方をされるユーザが多いということは、
一度サイトを立てたら長く使ってくれるユーザが多いということです。
そうしたユーザに向けての、長期間の契約によるディスカウントを設定してくれている、
と考えるべきだと思います。



(3) ディスク容量・転送量

ディスク容量は、ロリポップ!が120GB。
エックスサーバーヘテムル200GB

転送量は、ロリポップ!(チカッパプラン)は10GB。
ヘテムルは1日40GB。
エックスサーバー1日50GB
容量と転送量の両方で、エックスサーバーが1番となりました。
今回、調査してみて、ロリポップ!の転送量が低いなあと
ちょっと驚きました…。

(4) CGI

各社とも、PHP5.2 ~ 5.4対応。
ヘテムルロリポップ!は、Perl、CGI、Ruby、Python にも対応しています。
色んな言語を勉強するのにも良い環境ですね。
※ Ruby on Rails には非対応。工夫して使われている人もいるようですが…。

(5) データベース

各社とも、MySQLで、管理画面としてphpmyadminが使えます。
ロリポップ!エックスサーバーが30個、ヘテムルは100個まで作成できます。

(6) マルチドメイン

ロリポップ!のみ100個と上限があり、
ヘテムルエックスサーバーは無制限となっています。

(7) セキュリティとバックアップ

セキュリティに関しては、各社アンチウイルス、
メールのスパムフィルターが入っています。このあたりは、
提供しているという機能を信頼するしかないでしょう。
一番価格の安いロリポップ!のWEBメールを5、6年使っていますが、
実際、迷惑メールは1件も着信したことがありません。

2013年、長く安心して使ってきた、ロリポップ!のワードプレスが
私用していたデータベースが改ざんされるという事件が起こりました。
筆者もその被害に遭い、ショックを受けましたが、ネットの情報を参考に
すぐ復帰することができました。ロリポップ!側も、寄せられた報告を当初否定するなど
色々あったようですが、復旧までは逐一、お知らせで状況を発信していましたし、
2014年2月にはバックアップ機能の開発を進めているということなので
個人的にはそれほど悪い印象は持っていません。機能も充実しているので、
めげずにがんばってもらいたいです。



さて、バックアップですが、
ロリポップ!には、前述のとおり、2014年2月上旬の時点ではありません
(2月中に実装するとお知らせに出ています。詳細が分かりましたら追記します)。

ここでエックスサーバーに大きく軍配があがるのですが、
管理画面からクリックするだけで、バックアップデータを
ダウンロードすることができます。FTPソフトを使うと
転送途中でもれがあったりしますが、
管理画面から一括で落とせるので安心です。

ただ、オプションを追加すると、ヘテムルの方が圧倒的に優秀です。
月額700円支払うと、自動的に毎日バックアップが過去7日間、
保存される上、バックアップを戻す作業も、管理画面から行うことができます。
さすがにここまでの機能を基本プランに入れるのは無理がありますが、
分かりやすいインターフェースでボタンをクリックするだけで戻せるのは
すばらしい。
バックアップ、と一口にいっても、データをダウンロードするのに
1万円以上かかったり、元に戻す作業は自己責任で、というサービスが
多いようです。700円で「安心」を手に入れられるなら、本当に安いものだと
思います。Adobeのような大手でも、ヘテムルを使っているのは納得がいきます。

(8) 自動インストール

レンタルサーバを選ぶ人の特徴として、CMSやブログを手軽に管理したいという
要望があるようです。特に最近人気の「WordPress(ワードプレス)」が検索ワードでも
上位に上がっています。ここ2、3年でメジャーになってきた「自動インストール」機能は
レンタルサーバを選ぶ際の重要な指標になっています。

ロリポップ!は、WordPress、Movable Type、BaserCMS、EC-CUBEに対応。

ヘテムルは、WordPress、Movable Type、XOOPS Cube、BaserCMS、EC-CUBE、Post Mail、MediaWiki。
これに加えて、「クイックフ・レームワーク」として、CakePHP、FuelPHP、
ZendFramework2を管理画面から用意できます。開発者にとっては垂涎の的かも。

エックスサーバーは、Movable Type、Xoops Cube、osCommerce、Zen Cart、WordPress、PukiWikiに対応。

各社とも、人気のWordPress(ワードプレス)はおさえています。

ここからは蛇足です。
F社のサービスでは、MySQL は文字化けするし、
バックアップの機能もないのに月額2,000円…。
また、W社では、メールサーバがデフォルトでは、誰でも
送信できる設定になっているという始末…。
ちょっと愚痴になってしまいましたが、
予算からも、安心できるという点でも、バランスが良いのは
エックスサーバーです。もう少し予算があるのなら、バックアッププランを
追加したヘテムルのサービスが最強でしょう。

個人的には、昨年からディスク容量の増加を続けている
ロリポップ!の進化に期待しています。今回の調査で転送量が低いのが
分かりましたので、大規模開発には向いていませんし、
社内システムでもいくつも立ち上げるのは不安が残ります。
ただ、ワードプレスの事件以来、
セキュリティとバックアップの機能にも力を入れているようですし、
2月のバックアップ機能がエックスサーバ並なら、今後も使い続けると思います。
バックアップはしているが、データを落とす場合は高額の費用が
発生する、というプランだった場合は、エックスサーバーへの
乗換えを検討しようかなと考えています。

いずれにしましても、個人レベルから、ちょっと頑張ってアプリを作りたいという方、
一昔前でしたらあきらめるか、無理をして出費をしなければならなかった
「サーバ」というサービスが、今では十分な受け皿がそろっていると感じます。
今回は「1,000円」以下でも「安心」して使えるサーバをご紹介しました。
また状況が変わりましたら、調査して、更新していきたいと思います。


エックスサーバー


ヘテムル


ロリポップ